【章感想】彼女、お借りします:彼女と実家とキス、彼女とリミットの2本【ネタバレ込】 | 二次元感想レビュー録

【章感想】彼女、お借りします:彼女と実家とキス、彼女とリミットの2本【ネタバレ込】

 

 

 

 

◇宮島礼吏先生:彼女、お借りします(満足度91) より引用◇

章感想。「彼女の実家とキス」と「彼女とリミット」の2本。話が深く繋がっているので合わせている。

和也の誕生会から、水原との意見の相違になるまでを描いている。

瑠夏のキスをきっかけに関係の解消に向かおうとする和也だったが、邪魔に邪魔され決意は鈍り、結局現状維持に落ち着くという流れ。

両祖母と瑠夏。問題を大きくした中心人物達が登場する重要な章と言えるだろう。

といっても基本和也も水原も、いつもどおり受け身で流されるまま。表面上は目立った進展がないままに終える。

しかし変化が全くなかったと言えば嘘になる。水面下ではかなりの変化があった。

一言でまとめると、「きっかけ作りのきっかけ」が今章である。

それでは感想に入る。

1 強引に掻き回す二人

 

 

 

 

 

◇宮島礼吏先生:彼女、お借りします(満足度84) より引用◇

強引に誕生会を掻き回す二人。言うまでもなく和也の祖母と瑠夏である。

水原の誕生日が過ぎていると知り、ヒートアップする和也の祖母。

誕生会に水原が行くことを知り、和也の制止も無視して同行する瑠夏。

各々が自分の気持ちのままに行動して、いちいち不快にさせられた印象が強い。

個人的に一番酷いと思ったのは結婚指輪である。曰く、他に思いつかなったらしい。

これは擁護できない。水原に一体何を背負わせるつもりなのか。

最終的に「生活費の為に質に出してもいい」と言っている辺りが特に、誕生日プレゼントの薄っぺらさを表現している。ならもう現金やれよ、金。

水原が売れないと知っているだろう。そんな性格じゃないと分かっているだろう。

なのに渡したという事は、自分を忘れさせないようにするためだ。縛りつける目的でしかない。

水原もこの一件が拍車をかけ、章最後の滅私に走った気がしてならない。

しかし逆を言えば、これがきっかけで和也の決意も固まったという事。運命の悪戯に邪魔されたが、さすがの奴でも口を開いたのだ。

和也の祖母が関係崩壊の礎を作ったと言っていい。

正直痛い目にあって欲しいと思っているので、関係崩壊の瞬間に立ち会えば良いとさえ思っている。けど和也と水原がくっつく物語な以上、それは皆無なんだよなぁ。

2 変化は三つ

 

 

 

 

 

◇宮島礼吏先生:彼女、お借りします(満足度90) より引用◇

瑠夏のキス。和也の決意。水原の滅私。この3つが今章の変化だと思っている。

どれも一つの破滅へと繋がっていて中々に感慨深い。

一番顕著なのは瑠夏だろう。関係が進む度に、終わりが構築されていく様が容易に想像できる。

なんせ初めから勝負が決まっているお試し彼女なのだ。強引に押しても、引かれる以外の結果しか出ずどうしようもない。

その点を考えるなら、今章の蛮行も目を瞑れるというもの。同情の余地はある。

次に和也だが、こいつにはもう言葉も出ない。迷ってばっかり、悩んでばっかり。被害者面が板についている。

80話付近まではちゃんと成長を感じられていたのだが、真実に迫るほど駄目になる。

そんな和也でもようやく自覚して前に進もうとしているのだが、結果はお察し。つくづく失望しかさせてくれない主人公である。

もうどう動こうが既に手遅れ。今更別れを告げることに意味はなく、水原の意見が一番妥当。しかし反論がある心持ちでいるらしい。

和也が最善の行動をとる日は訪れるのだろうか。

とはいいつつ、水原も水原で死ぬまで嘘を隠し通すつもりの様子が何とも煮え切らない。いつもの力強さはどうした。

妥当とは言っても正しいとは限らない。説得力は皆無であろうと和也の言い分に一理はある。

迷っている方が祖母のためにならないという事に気づいていないのだ。いつかは見破られ、このままでは必ずしこりが残る。

結局は彼女の尺度で見た感情論なのである。祖母の気持ちは無視しているのだ。

嘘だらけの水原。胸を張れる自分を見せたいという気持ちにはならないらしい。

尚、それでもレンタル代は毎回支払わせるようです、今のところ(92話まで)。

3 まとめ

兎にも角にも、読者の気分が下がる章だった。爽快さが足りない。

誰も彼も悪手しかしないのが特に苛々した。

ここから挽回できるかどうかにかかってくるが期待はしないでおこう。

そんな事より次章からは墨の登場である。彼女がこの問題に一石を投じられるか。

次章へ続く、かも?

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