【新テニスの王子様303304305306話最新話ネタバレ】手塚、至高の領域に至る! - 二次元感想レビュー録

【新テニスの王子様303304305306話最新話ネタバレ】手塚、至高の領域に至る!

◇許斐剛先生:新テニスの王子様(305話)より◇

当記事は、ジャンプSQ・2020年8月号掲載の『新テニスの王子様303・304・305・306話』のネタバレ考察記事です。

 

幸村は『零感のテニス』と『蜃気楼の鏡(ミラージュ・ミラー)』で手塚を圧倒していた。

そして、ついに1セット目を先取。進化した彼は止まらない。

しかし、手塚は落ち着いている。手の打ちようのないくらい劣勢であるはずなのに。

再度自分の役目が終わったことを感じる手塚は、自らの勝利のために『手塚ファントム』を発動させる。

肘に負担をかける諸刃の大技。だが幸村には通用しなかった。

しないはずだったのだ。けれども試合は巻き返された。

新技、『至高のゾーン(アルティメット)』によって。

新テニスの王子様303話 蜃気楼は破れない

 

天衣無縫の極みを破るほどに進化した幸村を、立海大付属一同は祝福する。ついに王者を取り戻す日が来たのだと言わんばかりである。

手塚は心の中で幸村を称賛した。彼もここまでやるとは思っても見なかったのだろう。

軸足の裏を狙い、スマッシュのチャンスを得た手塚だったが、結果は空振りに終わる。

『蜃気楼の鏡(ミラージュ・ミラー)』で欺き、ラケットの角度を変え、意表をついたのだ。咄嗟の持ち手交換に対応できず、まんまとフェイクを掴まされたという事である。

蜃気楼は掴みづらいからこそ蜃気楼。幸村の実像は薄く捉えられない。

ゲーム7-5。ついに幸村が1セット目を先取した。

 

新テニスの王子様304話 手塚は楽しむ

 

セットブレーク。セット終了後に存在する120秒の休憩時間。

ドイツ代表の監督レンドールは手塚に話しかける。

プロは常に研究されるもの。今の内に慣れておくことが重要なのだと。

手塚は分かっていますとだけ答え、席を立つ。その背は孤独な雰囲気を醸し出していてどこか寂しい。

2セット目が開始される。『蜃気楼の鏡(ミラージュ・ミラー)』を駆使することで様々な選択肢を得た幸村の猛攻は止まらない。

零式ドロップをライジングで返すという偉業も成し遂げ、一分たりとも隙が生じていない。

元々幸村のテニスのこういうものだ。弱点を見せず作らず、丁寧に堅実に追い詰めていくテニススタイル。どうやらテニスを楽しむようになっても尚、根本は変わらないらしい。

ゲーム3-0。もはやワンサイドゲームになりつつあるほど幸村優勢。

手塚の劣勢に、青学のメンバーはどこか悲しみを覚え、ドイツプロのスポンサーは憤る。

だがドイツ代表のキャプテン、ボルクだけは真実が見えていた。

敗北の危機が迫っている中でも焦り一つない手塚の表情。ドイツに来て以来一番良い面構えになっているのだと。

落ち着いている手塚の奥底は誰にも分からない。

新テニスの王子様305話 回想・手塚がドイツ代表になった経緯

 

回想。中学テニス関東大会に、レンドールとボルクは訪れていた。

しかしすれ違い。試合は見れていないということは跡部戦より後に来たということになる。負傷した肩の治療のために九州に行っているはずである。

ボルクは『手塚ゾーン』に興味を持っていた。関東大会より三年前、ドイツで開催された試合に手塚は出場していたらしい。手塚ゾーンの跡を写真で撮っていたのである。

しかし会えなかった。強いプレイヤーならいつか会えると信じて、仕方なく帰国する二人。

そして世界大会より1ヶ月半前。ボルクのヒッティングパートナー選考会。

経験豊富な実績のあるベテランだけを集めた選考会会場のコートで、『手塚ゾーン』の跡を見つけるボルク。

日本から来た中学生の少年は一次審査で落とした。まだ性懲りもなくロビーにいる。

その話を聞いたボルクは走り、いち早く確認を行う。

少年は手塚国光と名乗った。世界一のテニスプレイヤーになるためにボルクを超えるのだと面と向かって言ったのだ。

ボルクは無理だと言った。しかしその後、走るぞと続ける。

どうやら選考会は手塚に決めたようである。ボルクの態度から見ると「無理だけどお前に興味がある。できるものならやってみろ」くらいの心持ちなのだろう。

回想は終了。手塚は自分の気持を再確認していたのだ。

もう自分の為に戦ってもいい決めた手塚は『手塚ファントム』を発動する。

 

新テニスの王子様306話 至高の領域に至る

 

手塚ファントムの直接的な対抗策は、現状見つかっていない。手塚ゾーンの6割増しに増大させた回転はボールを必ずアウトにする。

だが驚くべきことに『蜃気楼の鏡(ミラージュ・ミラー)』は格が違った。手塚ファントムすらも封じ込めることを可能にしている。

ボールはアウトにならず、ラリーは続く。幸村が破った光景だけが見ているもののに映った。と思われた。

確かにアウトになっていない。だが、手塚は一歩も動いていない。

手塚ゾーンと同じ現象。手塚ファントムで手塚ゾーンをやっているという逆説的な現象。

繰り返しになるが、『蜃気楼の鏡(ミラージュのミラー)』は手塚ゾーンの回転に逆の回転を加え、かつランダムに持ち手を交換することで回転をコントロールさせない技である。

手塚が今やっているのは、普通の打球を『手塚ファントム』で弾き出し、回転を封じようとすれば『手塚ゾーン』にしてしまう技である。

回転封じを封じる表裏一体の複合回転。蜃気楼の鏡(ミラージュ・ミラー)の対抗策にして、2つの技のあわせ技。

『至高のゾーン(アルティメット)』。幸村との試合の中で手塚は新たな技を習得していた。

ゲーム6-3。2セット目は手塚に軍配が上がった。

手塚ゾーンと手塚ファントムの複合技を破らなければ、幸村に勝利はなくなってしまった。

巻き返しはここに成り、優勢と劣勢は裏返る。

3セット目は手塚優勢の試合運びとなるだろう。

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